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ショートショート「プレゼント」

カクヨムショートショートの小説を載せましたが、同じものをこちらにも載せようかと思います。

 

よかったら読んでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「プレゼント」

 

 

 

おいら、夜道を歩いてたよ。誰もいない住宅街。どんな家の窓も電気が消えてて、みんな寝てるみたい。そこで、サツに見つかったよ。

「君、何してるの?」

「別に何もしてないや。」

「こんな夜にかい?」

「関係ないね。じゃ!」

おいら、走って逃げたよ。今サツに捕まってられないからね。そしたらサツがしつこいんだ。すぐに捕まったよ。

「やめろ!おいら、何もしてないや!」

「なんで、逃げた!」

「急いでるのにー!放せ!」

おいら、また逃げようとしたんだけど、ダメだった。サツのヤツ、めちゃ強いんだ。

「交番で話聞くから!」

「そんな時間ないや!」

「なんか用事でもあるのか!」

「ある!業務妨害だぞ!時間に間に合わなかったらどうしてくれるんだ!放せー!」

「わかった!免許とか身分証見せなさい。」

おいら、運転免許証を見せたよ。写真変だから見せたくなかったけどね。そしたらサツの顔が変わったよ。

「昨日は君の誕生日だね。」

「そうだよ。」

「で、なんでこんなとこ歩いてたの?」

「財布なくなったから。」

「どんなの?」

「白いヘビ皮の長財布。」

「そっか。ちょっと待って。」

そしたら、サツがパトカーに乗ってるもう一人のサツと話し出したよ。

「その財布、交番に届いてるみたいだから、交番まで乗せるから、交番まで行こう。」

「ホント!助かった!」

おいら、パトカーに乗って交番まで行ったよ。ホントにおいらの財布が届いてた。

「すごい!財布の中身、そのままだよ!誰が届けてくれたの?お礼しなきゃ!」

「いや、交番に誰もいない時に届いたみたいで、誰だかわからないねー。」

「えー?」

おいら、考えたよ。すごい、いいヤツに拾われたはずだから、おいらもすごい、いいお礼をするんだって。

「この財布のお金全部、寄付する!」

「え!全部?どこに寄付するんだい?」

カルビー。」

「え?カルビーって、あのカルビーかい?」

「うん!」

おいら、財布を返してもらって、また歩いて帰ったよ。次の日にはカルビーに、財布のお金全部をカルビーに寄付したいから、お客様センターに電話したよ。どうして寄付したいのか聞かれたけど、このお金でたくさんの子どもたちにお菓子をあげてほしいって、言ったよ。カルビーのひとはわかってくれたよ。で、寄付をした。

そして、しばらくしたら、おいらに宅急便がきたよ。開けたら、子供たちからのプレゼントが入ってた。かわいい小さな手型や足型がペタペタ押してある、かわいいアートだったよ。おいら、うれしかったよ。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

でしたー。

 

ではではー。